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中国産レアメタル、「独占的地位」は今後も続くのか・・・「脅かされる可能性が高い」
ロシアメディアの「ロシアの声」中国語版は5月28日、世界に供給されているレアメタルの95%が中国産であることを指摘しつつ、「中国産レアメタルの独占的地位は今後、脅かされる可能性が高い」と論じた。
記事は、古来より富の象徴とされてきた黄金よりも高価な金属こそレアメタルだと紹介、30グラムあたり1213ドル(5月30日時点)の金に比べ、レアメタルの1つであるロジウムの価格は30グラムあたり7000ドルに達すると伝えた。
さらにレアメタルは現代の科学技術の発展に必要不可欠な物質であるため、「21世紀の黄金」と呼ぶ科学者もいることを紹介。続けて、レアメタルなどを取り扱う商社の経営者の言葉として、「レアメタルがなければ技術の発展もない。携帯電話、電子機器、ノートパソコンなど、さまざまな電子製品でレアメタルが使われている」と報じた。
レアメタルという「戦略資源」の主な供給国は中国であり、記事は「世界に供給されている95%のレアメタルが中国で産出されている」と紹介。
一方で、「中国の独占的地位は脅かされる可能性が高い」とし、その理由として、「実験室での成功にとどまるものの、ロシアの科学者がイオン交換樹脂を用いて、精錬工場から出る廃棄物を満たした液体から重金属元素を抽出することに成功したため」と伝えた。
レアメタルはいずれも性質が似通っているため、あるレアメタルだけを抽出するイオン交換樹脂を作成するのは非常に難しいと伝える一方、すでに鉱山や冶金業者から多くの引き合いがあると報じた。
情報提供:Yahooニュース(編集担当:村山健二)
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