■■コーポラティブ方式?②■■■

09_300R

HRエイチアール宮崎です。
今回のブログ「複数棟数が一気に受注!」はコーポラティブ方式がテーマです。

前回は一般の分譲計画に比べて、コーポラティブ方式は
りスクが少ない事をお話しました。
建物合理化に対して、土地の合理化・コストダウンでもあります。
ロス・無駄を省いて適正な価格にする事が可能になってきます。

土地のコストダウンは他にもありますが
始めの一歩としては良い戦術だと思いますo(^o^)o

■今回はコーポラティブ方式を具体的に進めて行きましょう。

先ずはお客さんを集める事が先決ですが、
その為にはコーポラティブ方式の内容をしっかりと説明できる
ツールが必要です。

一般の分譲計画の場合のロス・無駄を説明出来るものです。

土地・建物取得による金利負担が土地代金に上乗せになっている事。
分譲会社の利益分が土地代金に上乗せになっている事。
大規模な販促費用が土地代金に上乗せになっている事・・・・・・・等々

■これらのデメリットを理解して貰える事が重要です。

住宅を欲しい方々にとって進め方だけの違いで
土地が安く手に入るのならば問題はありません。
お客さんのメリットが十分に伝わる内容であれば、
ホームページ、ブログ、ツイッター、フェイスブック等の
インターネット活用で広くお客さんは集められます。

■そしてスタートですが、気をつけなければならない事があります。

お客さんの要望がバラバラだと言う事です。
予算や希望するエリアが中々一致しません。
予算的に30坪の土地しか買えない方もいます。
北面に面した道路で南面に庭を希望される方もいるでしょう。
全てを希望通りには出来ません。

■そこで重要なのは、小さくても良いので成功事例を作る事です。

2区画でも構いません。3区画でも構いません。
最初から8区画とか10区画といった大規模な計画は
しないほうがいいでしょう。
2~4区画程度の小規模を積み重ねる事が重要です。

■御社が工務店さんならば土地の利益は無くても良いですよね。

建物から適正な利益を頂ければ良い筈です。
欲を出して土地からも利益をと考えるとコーポラティブ方式の
メリットが少なくなってしまいます。
大切な事はお客さんにとって土地も建物も合理化を図りロス・無駄の無い、
しかも質が下がらないローコストになっている事です。

■地域によっては定期借地権等を活用する事も良いかもしれません。

土地価格がかなり下がっていますので、
定期借地権は限られたエリアになると思いますが、
土地価格が高く、地主さんも売りたくない方もいるでしょう。
所有権も借地権もそれぞれ長所・短所がありますので、
お客さんに提示する選択肢としては意味があると思います。

■コーポラティブ方式をまとめてみましょう。

建物合理化でローコスト住宅が出来る事。
土地も合理化出来る事を訴えましょう。
土地からは利益を望まない事。
建物の適正価格からの利益で十分です。
販売に関してのリスクが少ない事が分りました。
販売にかかる費用も殆どかからない事が分りました。

■リスクが少なく、費用が殆どかからないって事は
万が一、失敗しても以前と変わらず営業が出来ます。
痛手を負って立ち上がれない様な失敗では無い筈です。
(私はこのコーポラティブ方式で失敗した事がありません)

■コーポラティブ方式はお客さんが中心になって進めていく方式です。

全てはお客さんの利益の為に。
この考えがコーポラティブ方式です。
そして皆さんにお願いです。コーポラティブ方式を活用されるのは構いませんが、
鵜呑みにせず噛み砕いて、ご自身の戦術にして下さい。
今から準備すれば春の販売には十分間に合います。
頑張って下さい。

ダウンロードはこちら

<関連記事>
土地のコストダウンって本当に?