■■建物合理化①■■

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HRエイチアール宮崎です。
今回から「建物合理化」のスタートです。
今回のブログ「建物合理化①」は建物合理化がテーマです。

建物合理化、建物原価18万円って可能?
皆さんは建物原価18万円で建てる事が出来ますか?
建物売価19万円で販売している企業がいます。
原価ではなく売価19万円です。
オール電化住宅を25万円で販売している企業がいます。
500万円住宅を販売している企業がいます。
もしも、皆さんの会社の横に、こんな企業が出店してきたら どうします?

■家賃より2~3万円高くても、夢のマイホームを買った時代がありました。
家賃と同額ならば、買った時代がありました。
現在は家賃より2~3万円安ければ、買って貰える時代 です。
こんな時代に、建物売価40万円/坪、建物総額1,200万円、土地建物で2,500万円の
不動産を買える顧客は、限られています。
年収の高い顧客です。しかも、この顧客はハウスメーカーと競合になります。
ハウスメーカー相手に勝ち残れますか?

■では、どのようにすれば建物原価を下げれるでしょうか?
材料仕入を下げる事には限界があります。
30%も40%も仕入単価が下がるとは考えられません。
仕様を下げずに、建物原価を提げる方法があります。
労務賃にメスを入れるのです。

■「下請をこれ以上虐められない」って思っていませんか?
下請職人を苦しめてばかりでは、職人さんが居なくなってしまいます。
それでは工務店経営が成り立たなくなります。
職人さんの収入を上げて、且つ建物原価を下げる方法があります。

真の建物合理化は職人さんとの共生にあります。
職人さんも工務店も利益が上がる!
しかも廉価での住宅販売が可能になる!
そうでなければ真の建物合理化とは言えません。

■建物合理化①では人工数(にんくすう)について考えていきます。
40坪の家を建築する時に工期及び総人工数(にんくすう)はどれだけ掛かりますか?
過去、この質問の人工数(にんくすう)は殆どの工務店さんが答えられませんでした。
人工数なんて関係なくやってこられたからです。
それでも何とか弾き出して頂いた人工数が200人程度が一番多かったです。
40坪で200人工(にんく)。坪当たり5人工(にんく)。
工期は60日程度が一般的でした。

■弊社では40坪程度の建物であれば工期30日・人工数100人工で出来ると考えております。
仮に出来たとしましょう。出来る方法は後でお話いたします。o(^o^)o
30日=1ヶ月(1ヶ月の会社固定経費100万円と仮定し×1ヶ月=100万円)の経費に
100人工(にんく)の手間賃(2万円×100人工=200万円)を足すと合計300万円になります。

一方、60日・人工数200人の場合は
60日=2ヶ月(1ヶ月の会社固定経費100万円と仮定し×2ヶ月=200万円)の経費に
200人工(にんく)の手間賃(2万円×200人工=400万円)を足すと合計600万円になります。

如何ですか?300万円と600万円です。
難しく考えないで下さい。(^-^)v

■重要な事は工期が短くなると建物合理化が進む。
人工数(にんくすう)が少なくなると建物合理化が進む。
今回は工期・人工数(にんくすう)の事だけを理解して下さい。
建物合理化には工期が重要なんだ!
建物合理化には人工数が重要なんだ!

明日からは補足で「人工数(にんくすう)」について考えて行きましょう。(^-^)v
40話も待てないと、お急ぎ方はお問合せ下さい。\(^o^)/

建物合理化(コストダウン)に真剣に取り組み
人工数や工期短縮を達成されている工務店さんが沢山おられます。
全ての工務店さんがブログ記事の様な方ではありませんので
くれぐれも誤解が有りませんようにお願いいたします。<m(__)m>

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