■■ネットワーク工程表作成要領(1)■■ブログ「建物合理化⑥」補足001

HRエイチアール宮崎です。
「建物合理化⑥」補足の1回目です。

今回のテーマは「ネットワーク工程表作成要(1)」です。
今回からネットワーク工程表の作成要領を説明して行きます。
工程表に興味の無い方は飛ばして頂いて結構です。

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図001の左端に「B」というのがります。
このBは工事の名称を示してあります。
Bの上にマス目が3つあり、
その真ん中のマスに「3」という数字が入っています。
この3はBという工事は3日間かかりますよと
いうことを示しています。
Bの工事が終わった段階で、
「D」と「K」と「H」の3つの工事が可能になりますよ、
そしてDの工事は3日間、Kの工事は5日間、
Hの工事は4日間の日程が、それぞれかかります、
ということを示しています。

では「F」の工事はどうでしょう。
Fの工事はDの工事とKの工事から矢印でつながっています。
ですから、Fの工事はDとKの
2つの工事が終わった時点でないと工事が始められません。

Aも同様、KとHの工事が終わった時点でないと
Aの工事は始めることは出来ません。
しかし、Eの工事はHとつながっているだけなので、
Hの工事が終わった時点でEの工事を始めることが出来ます。

Gの工事は、FとAの工事が終わった時点で始まり、
Jの工事はAとEの工事が終わった時点から
始めることが出来ます。

右端のCはGとJの工事が終わった時点で
工事を始めることが出来ます。
そして、夫々の工事は、上段の真ん中の数字の数だけ
日数がかかることが示されているわけです。

この図001を見ても分かるように、
CPMの最大の利点は
誰が見ても自分の責任範囲がどこにあるのか
そして自分の責任工程が前工程と後工程と
どのように影響し合っているかという事が
人目で分かるようになっている事です。

図001では、それぞれの工事と工事の関係や
工期の長短が分かりますが、
果たしてクリティカル・パス(限界工程)が、
どこにあるか分かりません。

今回はここまでです。
次回は引き続き「ネットワーク工程表作成要領」
お送りいたします。
お楽しみに。^^

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