■■ネットワーク工程表作成要領(4)■■ブログ「建物合理化⑥」補足004

HRエイチアール宮崎です。
「建物合理化⑥」 補足の4回目です。

今回のテーマは「ネットワーク工程表作成要領(4)」です。
前回からの続きです。
前回のブログはこちら。

2015-04-18_145423

今までの場合は図を左から右方向へ、
要するに前進方向に向かって工程の計算をしてきましたが
今度は逆に右から左へ、
つまり逆方向に”バックワード”に向かって計算していきます。

前回までは一番大きな数字(後工程のスタート日を決定する一番遅い日程)を
選んで足し算をしました。
今度は一番小さな数字(一番早い日程)を選んで引き算をします。

図03を見て下さい。今度はCから始めます。
Cの23は変わりませんので、下段の右マス目に「23」を入れます。
Cの工事は6日間かかりますので、
23から6を引いた答え「17」を下段の左マス目に記入します。

次にCの工事と関係しているのは、GとJですから、
GとJの下段の右マス目にそれぞれ「17」と記入します。
Gの工期は2日間かかりますので、
17から2を引いて下段左マス目に「15」を入れます。

Jの工程は3日間ですから
17から3を引いて「14」を下段左マス目に入れます。

次にGの工程と関係しているFとAの工程に移ります。
FはGとしかつながっていませんので、
Gから15を持ってきてFの下段右マス目に「15」を入れます。
Fの工期は7日間ですから
15から7を引いた「8」を下段左マス目に入れます。

Aの工程はGとJとつながっていますから、
小さい数字、つまりJの14を選んでAの下段右マス目に入れます。
Aの工程は4日間ですので、
14から4をひいて「10」を下段左マス目に入れます。

EはJとつながっているだけですから、
Eの下段右マス目には「14」が入ります。
Eの工程は6日間ですから、
14から6をひいて「8」を下段左マス目に入れます。

今回はここまでです。
次回は引き続き「ネットワーク工程表作成要領」
お送りいたします。
お楽しみに。^^

建物合理化(コストダウン)に真剣に取り組み
人工数や工期短縮を達成されている工務店さんが沢山おられます。
全ての工務店さんがブログ記事の様な方ではありませんので
くれぐれも誤解が有りませんようにお願いいたします。<m(__)m>

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