■■ネットワーク工程表作成要領(5)■■ブログ「建物合理化⑥」補足005

HRエイチアール宮崎です。
「建物合理化⑥」補足の5回目です。

今回のテーマは「ネットワーク工程表作成要領(5)」です。
前回からの続きです。
前回のブログはこちら。

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Dの工程はFとしかつながっていませんので、
Dの下段右マス目には「8」を入れます。
Dの工程は3日間ですから8から3を引いて
「5」を下段左マス目に入れます。

Kの工程はFとAとつながっていますので、
F工程とA工程のうちで下段左マス目の小さいほうの
数字「8」を選んで、Kの下段右マス目に入れます。
工程は5日間ですから8から5を引いて
「3」を下段左マス目に入れます。

HはAとEとつながっていますから、
同様に小さい方の数字を選びHの下段右マス目に「8」を入れ、
工程は4日間ですので下段左マス目には「4」が入ります。

最後にBはDとKとHとつながっていますので、
これも同様に3つのうちで下段左マス目の数字が
一番小さい数字「3」を選びBの下段右マス目に入れます。
Bの工程は3日間ですので、
3から3を引いた答え「0」を下段左マス目に入れます。

以上の作業で、バックワード・パスの作業は終了です。
各工程の下段中央にはそれぞれ空白のマス目が残ります。
このマス目の中に下段のマス目の数字から、
上段のマス目の数字を引いた差を記入していきます。
それぞれの工程の下段中央のマス目には、
上記図003のような数字が入ります。

そして「0」の数字をつないだ工程「B-K-F-G-C」が
クリティカル・パスなのです。
「0」の部分は1日も余裕が無いことを示しており、
この工程は絶対遅らせる事が出来ない流れなのです。

如何でしたが。
ネットワーク工程表作成ソフトを利用するにしても
理論は覚えて損はありません。
ネットワーク工程表作成要領で不明な点は何なりと
質問して下さい。
電話でもメールでも構いません。
建物合理化(コストダウン)の為に必要な知識です。
是非、修得して下さい。o(^o^)o

建物合理化(コストダウン)に真剣に取り組み
人工数や工期短縮を達成されている工務店さんが沢山おられます。
全ての工務店さんがブログ記事の様な方ではありませんので
くれぐれも誤解が有りませんようにお願いいたします。<m(__)m>

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ネットワーク工程表作成要領(2)
ネットワーク工程表作成要領(3)
ネットワーク工程表作成要領(4)