■■不動産の商品化(2)■■

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HRエイチアール宮崎です。
今回は不動産の商品化の第2回目です。

前回にお話しました、販売商品が全て間違っている
暴言を吐きました。^^;
ご批判を覚悟の上で、第2回目を進めて行きます。

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■工務店B社の場合

我社は、資産価値のある高級住宅を、お客様の事を考えて
坪50万円で販売している。
30坪で1,500万円の高級住宅である。

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このケースの場合、
間違いの①
工務店A社と同様、
「総額2,000万円・頭金0円・ボーナス0円・月々返済6万円」と
言うような表現で無いと一般顧客には伝わってきません。

間違いの②
坪単価50万円の建物商品を購入できる
お客さんは沢山いますか?
土地代と諸費用を合計すると、総額はいくらになりますか?
当然、3,000万円を超える不動産商品(土地+建物+諸費用)に
なっていませんか?

しかも、この様なお客さんはハウスメーカーとの
競合になるケースが殆どです。

ここまでが一般的な回答ですね。
今週は工務店B社を検証して行きます。

先週の工務店A社同様に土地に全く触れていません。
そしてまたしても坪単価表示です。
しかも坪単価50万円です。

そして最大の問題が「資産価値」って言葉です。
どんなに素晴らしい建物でも資産価値を維持する事は大変な事です。
一般の方が入手する高級住宅でも難しいと思います。
毎年償却して価値が下がって行きます。
価格が高いほど償却額が大きくなります。

個人的見解ですが100年住宅ってありますが
同じ場所に何十年も住むって考えられません。
ましてや100年も生きられませんので
子供達に住む場所を押し付けるようで納得しておりません。^^;

資産価値の或る高級住宅=償却額の多い、
融通の利き難い住宅の可能性が・・・・・
長い人生、何が有るか分りませんので
その対応を住宅購入者は持つべきです。

つまり販売する側の工務店さんや不動産屋さんが
そのような商品を作るべきです。
そのような商品が出来ればお客さんはきっと反応してくれます。
そんな不動産の商品化を考えたいですね。( ^ ^ )/

今週は工務店B社の検証を通して
「不動産の商品化(2)」を考えて行きます。
今回はここまでです。
次回のタイトルは「答えの先に?」です。
お楽しみに^^

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