■■払うのはお客さんです?■■不動産の商品化(5)補足005

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HRエイチアール宮崎です。
今回のブログ「払うのはお客さんです?」は
不動産の商品化がテーマです。

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■工務店E社の場合

一人大工の我社では、仕事の内容には自信がある。
どのような建物も建てることが可能だ。
お客様の要望を全て叶える建物を建てられるから
営業活動なんか不要だ。
じっくりと時間を掛けてよい建物を建てている。

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今週は工務店E社を検証しております。
前回のブログ「それでも家が欲しい?」 では
お客さんから見た住宅を考えて来ました。

今回はお客さんから見た時間を考えて行きます。
お客さんは養生期間をしっかりとって
じっくり丁寧に仕上げてくれると嬉しいと考えますね。^^;
だからと言って沢山の予算をくれる訳ではありません。

以前の建物合理化(コストダウン)でお話した通り
人工数や工期がコストダウンにとって重要です。
そして職人さんがこの事を一番分っています。

お客さんはじっくり・・・・・
職人さんは手際よく・・・・・御社はどうしますか?

お客さんの要望を聞いてじっくり仕上げて行きますか?
予算が上がりませんから職人さんに無理を言いますか?
自社の利益を削りますか?
或いは建物売価を上げますか?
その価格でお客さんが付きますか?

以前のブログ「間違いなく100%?」 でお話ししましたが
性能もデザインも価格差でひっくり返ってしまいます。
それでも価格を無視した建築工程を続けますか?

それよりも時短(工期短縮)のメリットである事を
お客さんに説明した方が合理的ではありませんか?
工期短縮しても養生期間は好きなだけ取れます。
あくまでも実働です。

これも不動産の商品化の一部なんです。
建物合理化(コストダウン) も不動産の商品化なんです。
お客さんにアピールする事の出来る商品化なんです。
大義名分が揃えられる事が重要です。

低価格商品から高級商品までのラインナップが
大義名分です。
選ぶのはお客さんです。
時は金なり。
払うのはお客さんです。^^;
選んで貰いましょう。

次回のタイトルは「不動産の商品化(6)」です。
お楽しみに^^

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