■■ローコスト住宅って大丈夫?■■

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HRエイチアール宮崎です。
今回のブログ「ローコスト住宅って大丈夫?」は建物合理化がテーマです。

合理化建物・ローコスト住宅等いろんな呼び方がありますが
取り合えず安い家って事でまとめます。
このローコストに出来る理由があるはずです。
単純に利益を削っているだけなのか?
本当に建物合理化を達成しているのか?
どっちでも安ければ構わない??

それは違います。
利益を削っているような工務店さんだと
経営が立ち行かなくなる可能性があります。

つまり竣工後(引渡し後)のメンテナンスの問題になってきます。
メンテナンスをしてくれる工務店さんがいなくなるって大変な事です。
安いのは重要ですが、安いだけでは駄目です。
適正な利益を確保し、結果ローコスト住宅である事が重要です。

ではどうやって見分ければ良いでしょうか?
先ずその工務店さんがどの様な説明をしてくれるのか?
「わが社は大量に資材を仕入れる事で価格を抑えています」
FCに加盟していますので資材が安く調達できます」
「特別キャンペーン期間中なのでお安く提供できます」
「海外の資材を輸入しておりましてお安く出来ます」
「利益還元セールで今だけお買い得です」・・・・・・・等々

全部駄目です。
その場しのぎの説明ですね。
本当の建物合理化に取り組んでいません。
合理化ってどの業種でも同じですが時間短縮しか不可能なんです。
資材の仕入れ単価も重要ですが
簡単にメーカーが10%~15%も価格を下げてくれません。

ご存知だと思いますがどの業界のメーカーも立派な本社ビル!!
あれを維持するには大変な利益が必要なんです。
簡単に資材の価格を下げてはくれません。

と言う事は労務賃を下げるほかに無いのですが
職人さんの手間賃を下げる訳には行きません。
つまり時間短縮で職人さんの手間賃をを下げずに、
労務賃総額を下げる他にないのです。

時間短縮、建築業界に置き換えると工期短縮しか無いと言う事です。
この事をきちんと説明出来ない工務店さん は建物合理化に真剣に
取り組んでいないという事になります。
安い家は粗悪な家ではなくて、コストダウンを真剣に取り組んだ
無駄の無い家である可能性があるという事です。

この建物合理化に真剣に取り組んでいる工務店ならば
検討する値がありますが表面だけの建物合理化では
将来に不安が残りお勧めできません。
コストの面のお話は別の機会にも出てきますが
無駄を省いた合理化建物なのか?
大手ハウスメーカーのブランドなのか?
表面だけの合理化建物なのか?
省エネや健康住宅に惹かれるのか?

どれも立派な理由があるはずです。
納得できる理由があれば良いのですが
人間って自分に都合の良い様に理屈を付けて
自分自身を説得しようと無意識に行動してしまいます。
「大手だから安心なんだ」
「健康が重要だから高くてもしょうがない」

一生の買い物です。
無理やり自身を納得させないで冷静に判断が出来るといいですね。

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