■■勝手に下げてくれます?■■ブログ「建物合理化④」補足001

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HRエイチアール宮崎です。
「建物合理化④」 補足の1回目です。

今回のテーマは「勝手に下げてくれます?」です。
今週は棟数を考えて行きます。
今回はメーカー・建材屋さんから見た棟数です。

例えば、
拘りの高級住宅を建てるA工務店さんがいるとします。
丁寧な仕事で工期が3ヶ月かかるので年間4棟だとします。

一方、建物合理化(ローコスト住宅)を販売するB工務店 です。
工期は1ヶ月ですが年間20棟完工します。

この2社をメーカー・建材屋さんはどのように見るんでしょうか?
高級なキッチンやUB(ユニットバス)を年間4セット買ってくれるA工務店と
廉価版だけれども年間20セット買ってくれるB工務店です。
皆さんもメーカー・建材屋さんになったつもりで考えてみて下さい。

彼らの立場からするとB工務店の方が利益額が高く、
しかも本社受けする顧客になります。
この様なB工務店さんを得意先として囲い込む事は重要だと判断します。
彼らもサラリーマンです。
会社の利潤の為に働いて給与を貰っています。
仕方ありません。^^;

結果どうなるでしょうか?
仕入価格が変わってきます。
例えばですがA工務店が仕入れる資材は同じ掛け率ですが
B工務店が仕入れる資材は破格の掛け率になったりします。

一般的には公平に見えるでしょ?
高級なキッチンセットは同じ仕入れ価格です。
しかし廉価版は60%と45%と言った具合に違っているんです。^^;
したたかなメーカー・建材屋さんは、あらわに値引率を変える所もあります。

これが現実に体験して来た内容です。^^;
メーカー・建材屋さん相手に交渉で仕切り率を下げさせるのは大変です。
出来ても3~5%位が限界だと思います。
しかし棟数が増えればメーカー・建材屋さん同士が競ってくれます。

勝手に仕切値を下げてくれます。

お願いしても下げてくれなかったのに
棟数が増えたら競って下げて来ます。
メーカー・建材屋さんの為に販売代行している工務店さんに
こんな仕打ちをする人達ですが仕方ないですね^^;
資材が入らないと大変です。
喧嘩しないで上手く立ち回った方が大人ですね。
彼らに勝つには「棟数」ですよo(^o^)o

今週は棟数について考えております。
次回は職人さんから見た棟数です。
テーマは「拘りの配管?」です。
お楽しみに。( ^ ^ )/

建物合理化(コストダウン)に真剣に取り組み
人工数や工期短縮を達成されている工務店さんが沢山おられます。
全ての工務店さんがブログ記事の様な方ではありませんので
くれぐれも誤解が有りませんようにお願いいたします。<m(__)m>

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